タイのバイク免許の新規取得方法@チェンマイ
チェンマイやタイへ移住をしてきた。移動手段の確保のために車やバイクを運転できるようにしたい。だけど、どうやって免許を取得したら良いのかわからない…
1週間前の私はまさにそのような状況でした。そんな私がいくつかのブログを参考に、実際にチェンマイの陸運局へ足を運んでバイク免許を取得しました。
必要書類を揃え、筆記・実技試験に合格することでやっと手に入れることができる免許。その免許の取得方法をステップごとに紹介します。
目次
Step0:免許取得に向けたマインド
以下、タイでのバイク免許取得に必要プロセスを紹介していきます。ただ、タイでの免許取得は思うようにいかない可能性もあるため、時間と心の余裕を持つことが大事です。
試験に手こずるかもしれませんし、ちょうど申込者が多く待ち時間が長くなるかもしれません。そんな時に焦ってもよいことはありません。時間と心の余裕を持って免許取得に臨みましょう。
Step1:タイの運転免許取得に必要な書類準備
まずは免許取得に必要な書類を用意します。必要な書類は以下の通りです。
①パスポート原本
②コピー(パスポート、ビザのページ、直近の入国スタンプ)
③居住証明 or 在留届出済証明(orワークパーミット)
④健康診断書
⑤取得済みのタイの免許証(もしあれば)
③の居住証明として使用可能なのは以下です。
A. イミグレ発行のResidence Certificate
B. 日本領事館発行の在留届済証明
C. ワークパーミット原本とその写し
A、B、Cの3つのうちどれか1つを用意すればOKです。私はチェンマイの日本国総領事館で②の在留届出済証明を600Bで作成してもらいました。
金額的にはAの方が安いのですが、Bですとオンライン申請ができ、翌日に受け取りに行くだけで時間を節約することができます。原則1営業日(翌日)で取得できます。在留届済証明を始めとした書類関係については以下サイトをご参照下さい。
④の健康診断書については、街中にある病院やクリニックで取得が可能です。私は2度行ったことがあるチェンマイラム病院にて取得しました。
館内に入ると、受付がすぐにあります。
受付後、身長体重血圧測定、医師の問診で約30分くらいで健康診断書を発行してもらえました。
チェンマイラム病院の健康診断所は、病院本館ではなく、CMR Complex の中にあります。地図はこちら。
必要書類が全部揃ったら、チェンマイの陸運局へ向かいます。
Step2:タイの運転免許取得に必要な書類提出
チェンマイの陸運局は2つありますが、バイク免許取得の際は、Hang Dong にあるオフィスへ行く必要があります。
オフィスに到着したら2階へ上がり、外国人向けの27番のカウンターで書類を提出します。
書類を提出し、私はその場で色彩に関するテストを27番のカウンターで受けました。カウンターの奥に信号機が設置しており、色を答えます。(まさかその場でやるとは思いませんでした。とてもタイらしいですね。)
また、他の記事を参考にさせて頂くと反射神経テストや交通ルール講習があるようですが、私は受けずに済みました。おそらく、タイの車の免許を持っていたためだと思われます。
Step3:タイの運転免許の筆記試験
次に筆記試験です。私は筆記試験に2度落ち、3度目の正直でやっと合格しました。
筆記試験は午前10:00-12:00と13:00-15:00の2部制となっていました。チェンマイでは午前の試験に落ちた場合、午後に再試験を受けることができます。(タイらしい)
試験の言語はタイ語or英語となります。日本語での試験も以前はあったようですが現在は廃止されています。私は英語で受験しました。(2024/3時点)
試験は4つから1つの正解を選ぶ選択式で、50問中45問以上正解をすると合格となります。
こちらの筆記試験ですが、対策なしでは合格することが難しいかと思います。基本的な交通ルールは世界共通だと思いますが、私にとっては見たことがないタイ独自の標識に関する問題があったり、そもそも知らない英単語があったりとなかなか難しかったです。
30分程度の軽い勉強で1度目の試験を受けたところ、36点で不合格。1時間ちょっと勉強して2度目の試験を午後に受けたところ、40点で不合格。
家に帰宅後4-5時間勉強をして、後日3回目を受け46点で合格しました。
私はこちらの想定問題サイトで勉強をしました。50問は無料ででき、課金(200THB/900円)をすると1週間で約500問の問題を受けることができます。この500問をほぼ正解できるようにすると合格しました。以下のような問題です。
おそらく他にも問題集が整理されたサイトはあるかと思うのですが、使いにくかったり、問題が網羅的でないような気がしたので私は上記サイトを活用しました。間違えた問題が記録されるのもとてもおすすめです。
しっかり勉強をして、テストに望んでください!タイの道路標識については以下ページもご参照下さい。
Step4:タイの運転免許の実技試験
筆記試験をパスしたら、次は運転の実技試験です。私は午前中に筆記試験に合格し、同日午後に実技試験を受験しました。(実技試験が午前にあるのかは要確認)
午後の実技試験は13時から始まります。12:45までに実技試験会場へ行って書類を提出する必要があります。
13時前になると、試験官の方から声を掛けられ、試験の概要説明が始まります。
概要説明はタイ語のみでした。説明内容としては主に試験コースの説明となりますので、最悪分からなくても何とかなるかと思います。
試験は参加者が一斉に行われます。タイ語に不安がある方は、試験を参加者の後半で受けることをおすすめします。前半の方が先に試験を受けているので、どんなコースかを事前に見ることができます。チェンマイの試験コースは以下でした。
実技試験は私は一発で合格することができました。そこまで難しくはないかと思われます。「右折→一時停止→坂→コーン→一本橋」という流れでした。
一本橋はやや緊張感があります。実際に一本橋から落ちてしまっている人もおり、その方は不合格となっていました。スピードとバランスを保ちつつ、一気に駆け抜けるのがおすすめです。
もし不合格となった場合は、3日後以降に日程を予約して、試験を再受験をします。実技試験に合格すると、書類を返却されます。
車の実技試験はこちらの方のブログが参考になります。
Step5:支払い、写真撮影、タイの運転免許受領
実技試験に合格すると書類が渡されるので、それを持って免許証発行カウンターに向かいます。
2階の総合受付に書類を出すと整理券を発行してもらえます。自分の番号が呼ばれるまで待ちます。
書類を提出し、バイクは105B(車は205B)を支払います。支払った後は、写真撮影のブースに行き、写真を取ってもらい、その場で免許を受け取ります。
晴れてタイの免許取得です!!!
以上、私の実体験をもとにチェンマイでのバイク免許の取得方法を紹介させて頂きました。
タイでのバイクの運転は危険も伴いますが、行動範囲を広げることができる便利な移動手段です。
安全に楽しく運転して楽しいタイ生活をお過ごし下さい。