初めてのタイ旅行ガイド:SIMカード準備編

初めてタイ・チェンマイに海外旅行に行くとなると、ワクワクと同時に不安もありますよね。
通信手段(SIMカードなど)の準備は、安心して旅を楽しむための重要ポイントです。今回は、出発前に確認しておきたい現地での通信方法について解説します。
チェンマイへの初海外旅行でも安心できるよう、一緒に準備を進めていきましょう!
目次
SIMカード・通信手段:タイでのネット接続はどうする?
海外でスマホを使う際には、日本とは異なる通信環境の準備が必要です。チェンマイを含むタイでインターネットに接続する主な方法は次の4つがあります:
- 現地のSIMカードを購入して利用
- 対応スマホで海外用eSIMを利用
- 日本の携帯キャリアの海外ローミングを利用
- 日本からポケットWi-Fiルーターをレンタルして持参
それぞれメリット・デメリットがありますので、順番に見ていきましょう。旅行スタイルや滞在日数に合わせて、自分に合った手段を選んでください。
結論としては、1か2がおすすめです。私はよく1を使いますが、最近は2のeSIM利用がコストも抑えられ、おすすめです。
① 現地プリペイドSIMカードの購入
個人的におすすめなのが、タイ到着後に現地のプリペイドSIMカードを入手する方法です。チェンマイ空港にはAIS・TrueMoveといった主要通信会社のカウンターがあり、入国後すぐに旅行者向けのSIMを購入できます。

また、市内のコンビニ(セブンイレブンなど)でも観光客向けSIMが販売されており、購入と開通手続きも店員さんが対応してくれるので安心です。
例えば通信大手AISの旅行者向けSIMは、料金がリーズナブルで、5~8日間使えるデータ通信プランが約300~500バーツ(≒1,300~2,300円)で販売されています。

TrueMoveやAISがおすすめです。都市であれば通信エリアも広く速度も4G/5Gで快適なので、現地SIMがあれば地図アプリやSNSもサクサク利用できます。
利用方法も簡単で、SIMフリーのスマートフォンに差し替えてAPN設定(多くの場合自動)をするだけ。その場ですぐにネットにつながります。ただし以下の点に注意しましょう:
- SIMロック: 日本のキャリアで購入したスマホはSIMロック解除が必要な場合があります。事前に各キャリアでSIMロック解除手続きを済ませておきましょう
- 電話番号の変更: 現地SIMを入れるとタイの電話番号になります。日本の番号宛のSMSが受け取れなくなるので、二段階認証などが必要なサービスには注意が必要です
- 余った通話やデータ: 帰国後はそのSIMカードは基本使い捨てになります。使い切れなかった通話クレジットなどは残ってしまいますが、低コストなので割り切りましょう
② eSIMを日本で事前購入して利用
最近では渡航前にオンラインで購入できる「eSIM」を利用する方法も人気です。
eSIM対応のスマートフォンであれば物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、購入後に発行されるQRコードを読み取るだけで現地通信プランを追加できます。
タイの主要通信会社も旅行者向けeSIMプランを提供しており、KlookやKKdayといったサイト経由で日本から予約購入が可能です。
例えばKlookでEsimを事前購入しておけば、タイ到着後にスマホの設定をONにするだけで即ネット接続できます。

料金は現地SIMよりも安い場合が多いです。先日の現地でのSIMカード購入と比較し、eSIMだと1/3~1/2の価格帯で提供されています。
短期旅行で時間を無駄にしたくない方やSIMの挿し替えに不安がある方には、eSIMはおすすめの選択肢です。
Klook.comチェックポイント: eSIM利用にはスマホがeSIM対応であることが条件です。また、ごく稀に日本で購入した機種で海外キャリアのeSIMがうまく動作しないケースも報告されています。
そのため、購入時に案内される対応機種リストを確認し、設定方法のマニュアルを事前によく読んでおきましょう。設定自体はQRコード読み取り→プロファイル追加→現地到着後に回線を有効化、という流れで非常に簡単です。
③ 日本の携帯キャリアの国際ローミング
お持ちのスマホをそのまま使いたい場合は、契約中の日本の携帯キャリアの海外ローミングを利用する方法もあります。
ドコモ・au・ソフトバンクなど大手3社では、海外でも日本と同じ電話番号・端末で通信できる国際ローミングサービスを提供しています。ただし料金が割高なのがデメリットで、各社の海外定額プランは1日あたり1,980~2,980円程度が相場です。
例えば5日間の滞在であれば1万円以上、現地SIMの何倍もの費用になってしまいます。長期旅行やデータ通信量が多い人にはあまり現実的ではありません。
しかし、短期間の利用や通信量がごく少ない人にはローミングが適している場合もあります。例えば楽天モバイルのように海外ローミングでも毎月2GBまで無料で高速データ通信が使えるキャリアもあります。
楽天モバイルの「最強プラン」では手続き不要で海外でも2GBまで使え、超過後も1GBあたり500円でチャージ可能なので、メールや地図確認程度であれば追加費用ゼロで済むでしょう。短期出張や数日間の観光なら、あえて現地SIMを買わず手持ちのスマホだけで乗り切るのも一つの手です。
私も楽天モバイルを契約しています。
注意点: 国際ローミングを使う場合は、日本出発前に各キャリアのサイトやアプリでローミング利用設定をONにしておきましょう。
現地に着いてから機内モードを解除すれば、自動的に提携先のタイの通信会社に接続されます。また高額請求を防ぐため、各社が提供する定額パックや上限設定サービスを必ず利用してください。
④ 日本でポケットWi-Fiをレンタル
最後の方法は、日本国内でポケットWi-Fiルーターをレンタルし、それを持参して現地で使う方法です。
空港などで受け取って持って行けるので、日本でスマホの設定を変えたくない人には一見便利そうですが… 実はあまりおすすめできません。その理由は以下の通りです:
- レンタル費用が割高: ポケットWi-Fiのレンタル料金はプランにもよりますが、1日あたり約500~1,000円ほどの費用がかかります。長く借りるほど費用負担が大きくなります。
- 持ち運びが不便: ポケットWi-Fiルーター本体を常に持ち歩かなければならず、荷物が増えます。
- 通信速度・安定性の問題: レンタルWi-Fiは現地の通信網を利用しますが、ルーター端末の性能によっては接続が不安定になったり速度が出にくかったりすることもあります。
「荷物が増える上に高くつく」特別な理由がなければポケットWi-Fiレンタルは良い選択肢ではないと個人的には思います。
どうしても日本の携帯をいじりたくない事情がある場合以外は、上記①~③の方法を検討したほうが賢明でしょう。
まとめ
- 通信手段はニーズに合わせて選択を。安く大量のデータを使いたいなら現地SIMかeSIMが便利
- 期旅行で手軽さ重視なら日本のキャリアのローミングの活用も検討
- ポケットWi-Fiはあまりおすすめできません
しっかり準備を整えたら、あとは思い切りチェンマイ旅行を楽しみましょう!歴史あるお寺巡りにナイトマーケットでの食べ歩き、郊外の大自然など、チェンマイには魅力が盛りだくさんです。
安全・快適に旅を満喫するためにも、通信の備えは万全にしておいてください!それでは、良い旅を!
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本サイト『マニタビ』は”リアルな現地の暮らし体験”を提供する旅行サービスです。
タイの古都 チェンマイを拠点に、現地の方との交流や自然との触れ合いを大事にしたユニークなツアーを作っています。
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