多文化共生 × フィールドワーク × 対話
北タイで学ぶ
多文化共生
北タイには、リス族、ラフ族、タイルー族など、言葉や習慣の異なる人々が暮らしています。同じ場をともにすることと、それぞれの文化を大切にすることは、どのように両立しているのでしょうか。複数の村での観察と対話から、文化の異なる人と協力するための条件を考えます。

ご要望に合わせて調整するモデルプランです。
対象・学年、研修目的、人数、日程、ご希望に合わせて内容を組み立てます。費用は個別見積もりです。
異なる文化が隣り合う、日々の暮らしから学ぶ。
現地の背景|一つの地域に、複数の言葉・習慣・信仰がある
北タイの山地には、さまざまな民族が隣り合って暮らす地域があります。訪問候補には、リス族とラフ族が同じ村に暮らす地域や、タイルー族の村などが含まれます。祭り、食事、信仰、日々の交流には、共にする場面と、それぞれの文化を守る場面があります。
言葉を翻訳できても、何を大切にしているか、なぜその習慣があるかまで分かるとは限りません。北タイを一括りに「共生の成功例」と捉えず、場所や立場によって異なる経験を聴き、共に暮らす工夫と難しさを確かめることが出発点です。
研修の目的|違いを理解し、協力する条件を自分で考える
民族が混ざって暮らす村と、一つの民族の文化を軸とする村を比較し、どの場面で文化を共有し、どの場面で分けて守っているかを探ります。そこから、自分の学校・地域・職場で文化の異なる人と関わるときに、相手の背景を聴き、協力の仕方を考える力を育てます。
現地で確かめること|見えたことと、住む人の受け止めは同じか
例えば、村の地図に集まりの場や宗教施設を記録し、誰がどのように使っているかを聴きます。同じ祭りへの参加にも、世代や家庭によって異なる意味があるかもしれません。観察だけで結論を出さず、複数の人の話と照らし合わせます。聞き取りの範囲や記録・共有方法は相手に確認し、成果を村にも伝えながら、自分の地域で試せる行動へつなげます。
01 / QUESTIONS
この研修で、考えること。
市場、学校、祭りなどでは、誰がどのように関わっているのだろう。
一緒に行うことと、それぞれで守ることは、どのように決まるのだろう。
同じ質問でも、立場や年代の違いによって答えはどう変わるだろう。
現地で得た気づきを、自分の学校や地域での関わり方にどう生かせるだろう。
02 / LEARNING ACTIVITIES
体験と対話を、学びにつなげる。
出発前に自分の問いをつくる
オンラインでの事前学習を想定しています。北タイの民族や歴史の基礎、聞き取りの方法、調査の際の配慮を学びます。身近な場面で感じた違いや関わりにくさを振り返り、現地で確かめたい問いを言葉にします。
歩いて観察し、地図にする
村を歩き、市場、学校、宗教施設など、人が集まる場所を記録します。どこに誰が集まり、どんな場面で関わるのかを地図に整理。地図だけで暮らしを説明し切ろうとせず、分からないことを聞き取りにつなげます。
複数の声を聴き、比べる
リス族・ラフ族が暮らす村や、タイルー族の村などを訪問候補とし、同じ問いを複数の立場の人に尋ねます。年代や宗教などが偏らないよう配慮し、個人のつらい経験を無理に聞き出しません。違いの背景を考え、簡単な優劣で整理しないことを大切にします。
考えを共有し、帰国後も振り返る
毎日の観察と聞き取りを振り返り、根拠と自分の解釈を分けて整理します。現地での発表・意見交換を経て、帰国後のオンライン振り返りへ。大学での発表は調整中の候補です。現地での気づきから、自分が次に試したい関わり方を考えます。

03 / OUTPUTS
現地で得た気づきを、形にする。
- 村の地図と観察記録:人が集まる場所や関わる場面を整理
- 聞き取りの比較:共通する点、異なる点、まだ確かめたいことをまとめる
- 多文化共生を考えるレポート:現地で確かめた根拠と考えの変化を示す
- 帰国後の行動案:学校や地域で文化の異なる人と関わる際の一歩を考える
成果物は学習目標に合わせて相談します。実際の商品化・販売・事業化を約束するものではありません。
04 / MODEL PLAN
モデルプランの流れ
約1週間を基本に、事前・事後学習を組み合わせて調整。以下は活動の組み合わせ例です。日程・滞在先・訪問順は、ご要望と受入状況に合わせて調整します。
モデル行程・出発前
オンライン事前学習
基礎知識、調査の方法と配慮、自分の問いを共有する機会を1回想定しています。
モデル行程・現地前半
暮らしを観察する
チェンマイからチェンライ周辺へ。地域で活動する人の話や村での交流を通じて、問いを具体的にします。
モデル行程・現地後半
比較して考える
複数の村で地図づくりと聞き取りを行い、共通点や違いを整理。受け入れ先と調整した場で発表・意見交換を行います。
モデル行程・帰国後
オンライン振り返り
学びと考えの変化を共有する機会を1回想定。記録の村への共有方法も現地の人と相談します。
学校・大学との交流、事業者への訪問、試食会などは調整が必要です。具体的な実施内容はご提案時に確認します。
05 / DETAILS
実施概要
| 対象 | 異文化理解や多文化共生を探究する学生団体向け。高校生向けの課題設定、大学のゼミ・授業との接続、法人研修への調整は個別にご相談ください。 |
|---|---|
| 期間 | 約1週間を基本に、事前・事後学習を組み合わせて調整 |
| 費用 | 個別見積もり。金額は参加人数・日程・宿泊・同行体制等を踏まえてご提案します。 |
| 主なフィールド | チェンマイ、チェンライ周辺、リス族・ラフ族の村、タイルー族の村など。訪問先・順番は調整します。 |
| 人数の目安 | 8〜20名程度を想定。訪問先での対話が成り立つ規模を確認して調整します。 |
| 発表先 | チェンマイ大学での研究者・学生との意見交換は候補・調整中です。特定の大学での発表を確約するものではありません。 |
06 / LOCAL SUPPORT
現地での受入体制
現地での進行とコミュニケーション
マニタビ代表の坂田が企画・進行と現地の調整を担います。プログラムに応じてスタッフまたはタイ人ガイドが同行。通訳の範囲や現地学生との交流言語は、参加者の学年・語学力を踏まえて相談します。
村の暮らしや受入先の都合を尊重し、訪問・聞き取り・撮影は相手の同意を得て進めます。
安心して学ぶための事前確認
海外旅行保険への加入が必要です。持病・アレルギー、食事、宿泊環境、移動時間を事前に確認し、緊急時の連絡先と対応手順を共有します。天候や空気の状態に合わせて、屋外活動や行程を調整します。
引率・同行の体制、自由時間の扱い、学校・旅行会社との役割分担は個別に確認します。
07 / FAQ
よくあるご質問
多文化共生の正解を学ぶ研修ですか?
現地を理想化したり、一つの答えを持ち帰ったりすることを目的にはしていません。観察と対話を根拠に、関わり方を支える条件や難しさを考えます。
聞き取り調査の経験がなくても相談できますか?
事前学習で質問のつくり方や配慮を扱う構成です。授業での経験や語学力を伺い、調査テーマや進め方を相談します。
村の生活や宗教行事は必ず見学できますか?
訪問先の日常や受け入れ条件を尊重して活動を決めます。祭りや行事の見学は開催時期に左右され、特定の体験を保証するものではありません。
PLAN YOUR LEARNING JOURNEY
ご相談時に分かると助かること
- 学校・団体名、ご担当者さま
- 対象・学年、参加人数と引率人数
- 希望時期、日数、学びたいテーマ
- ご予算の目安、食事・宿泊などのご希望
未定の項目があっても構いません。費用は個別見積もりです。航空券・宿泊・食事・現地移動などの手配範囲と費用の内訳は、ご提案時に確認します。
